株式会社Srushは、ジャフコ グループ株式会社、DEEPCORE、ニッセイキャピタル株式会社、マネーフォワードベンチャーパートナーズ株式会社(HIRAC FUND1号投資事業有限責任組合)を引受先とした第三者割当増資により、シリーズAラウンドにおいて総額4億円の資金調達を実施したことをご報告いたします。これにより、累計調達額は6.6億円となります。
株式会社Srush(読み方:スラッシュ、本社:東京都中央区、代表取締役CEO:樋口 海、以下Srush)は、ジャフコ グループ株式会社、DEEPCORE、ニッセイキャピタル株式会社、マネーフォワードベンチャーパートナーズ株式会社(HIRAC FUND1号投資事業有限責任組合)を引受先とした第三者割当増資により、シリーズAラウンドにおいて総額4億円の資金調達を実施したことをご報告いたします。これにより、累計調達額は6.6億円となります。今回の資金調達で、パートナー販売の拡大やLLM(Large Language Models:大規模言語モデル)を用いたプロダクト開発を進めます。
■資金調達の背景と目的
当社は「データを誰にとっても身近なものにする」をビジョンに、誰でも簡単にすぐにデータ分析を可能にするデータ統一クラウド「Srush」を提供しています。 経済産業省が公開した「DXレポート*」によると、老朽化・複雑化した既存のシステムを2025年までに刷新しなければ、年間で最大12兆円の経済損失が生じると予測されています。この「2025年の崖」問題が迫り、データ管理の緊急性が⾼まる⼀⽅で、データ活用⼈材や専⾨知識の不⾜によりデータ活⽤を進めるのが難しい状況になっています。BIツールの導入だけではデータ分析の解決⼿段にはなり得ず、データ基盤の構築には専⾨性を持った⼈材による各ステップ別の製品導⼊や開発が必要です。 そこで当社はデータ基盤とBIの機能をオールインワンにした、データ分析に関わる業務・プロセスを全てノーコードで実現可能なデータ統一クラウド「Srush」を提供しています。データ活用人材がいなくてもデータ活用が出来る未来を実現していくために、この度、シリーズAラウンドで資金調達を行いました。 調達した資金は主に以下の用途に活用します。 ・パートナー販売の拡大 ・国産ソフトやレガシーシステムとの連携拡充 ・iPaaSによるデータ共有の自動化やLLMを用いた分析自動化などのプロダクト開発の強化 *経済産業省(2018) 『DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」の克服とDXの本格的な展開~』https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_transformation/20180907_report.html
■ 投資家コメント
ジャフコ グループ株式会社 プリンシパル 田路 康祐 氏
経営の意思決定にはデータの分析は不可欠です。一方で様々な業務用途のシステムの普及および多様化に伴い、企業内に存在するデータ量の拡大、データベースの分散化が進んでおり、その難易度は高まっています。データが「ある」ことと、それを活用できることは別物ですが、そのギャップを埋めることは簡単ではありません。 Srushは創業来、特別なスキルに依存しないデータ分析ツールの開発に取り組み、利用者数を増やしています。今後、データ分析業務の効率化にとどまらず、その先にあるデータ活用という体験そのものを一新させるようなサービスになることを期待しています。
DEEPCORE マネージャー 奈良 勇輝 氏
昨今、データ分析とAIが注目を集めている中、その前提となるデータ分析基盤の整備に課題を抱える企業が多く存在しています。Srushはノーコードでデータ分析基盤を構築できるソリューションであり、企画部や営業部の担当者が独力で運用可能です。既存のBIツールと比較されることがありますが、私たちはSrushはより本質的な課題を解決するサービスだと考えています。今回、ご一緒させていただき、大変光栄です。
ニッセイキャピタル株式会社 キャピタリスト 高口 雄太 氏
前回に引き続き、Srushさんに追加で出資させていただきました事とても嬉しく思っております。 データ人材が圧倒的に不足している日本において、複数に分散した企業内のデータを統合して可視化し、分析するには高いハードルがあります。 Srushはユーザーのデータ分析ニーズに真正面から向き合い、横断的にかつ容易にデータ分析業務を実行できるオールインワンツールを開発し、実際にユーザーの業務効率化やデータに基づく意思決定を実現できています。 これからもSrushが実現したい世界に向けて一緒に走り続けられる事を楽しみにしております。
マネーフォワードベンチャーパートナーズ株式会社 (HIRAC FUND1号投資事業有限責任組合) 代表パートナー 古橋 智史 氏/シニア・アソシエイト 太田 賢伸 氏
本ラウンドでもご出資させて頂ける事を大変嬉しく思います。前回ラウンド以降、AI分析機能の追加等、更に使いやすいオールインワンツールへと進化を遂げていると感じています! データエンジニアは依然として人手不足ですので、「データを誰にとっても身近なものにする」を掲げている樋口社長とSrush社をこれからも応援して参ります!
■ データ統一クラウド「Srush」とは
データ統一クラウド「Srush」は、Snowflake・AWS QuickSight・OpenAIなどの最先端のアーキテクチャが組み込まれ、 導入初日からデータ分析やAIが利用可能なデータ分析プラットフォームです。データ抽出→データ蓄積→データ集計→グラフ化→AIがだれでも簡単にすぐに利用でき、自動更新された正確な最新データに基づく経営判断を可能とします。 サービスサイト:https://www.srush.co.jp/